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早漏の対処法
(2013/4/8)

早漏の悩み

 早漏とは医学的に言うと膣内射精潜時が2分以内であり、射精タイミングが自分の意思でコントロールできず、本人及び性交相手が精神的に不満や苦痛を感じるといった3つの条件が重なった状態を言うそうです。もっとも、一般的な意味合いで早漏と称されるケースは膣内射精潜時が短いと言うだけでそう呼ばれてしまうのが実情となっています。結果としては女性を満足させる前に男性だけが射精してセックスが終了してしまうと早漏と言われてしまったりもするようです。ちなみに、ある出版社が実施したアンケートで女性が男性に希望する膣内射精潜時の平均は約16分程度だったという結果が出ているようです(回答者平均年齢約25歳)。比べて別のアンケートの結果によれば平均的な男性の膣内射精潜時が14分強(性交時挿入から射精までの総計時間)と言いますから大部分の男性は女性を満足させきれていないとも見ることができます。ただし、こういったアンケートではえてして見栄を張る人が多く、若干サバよんで回答する人が多いので、実際には平均12〜13分程度なのではないでしょうか。おおよその目安程度ではありますが、多少の個人差も踏まえれば10分程度我慢ができるようならば早漏と言うほどではなく個人差の範囲ではないかと思います。

 話は変わり、早漏になる要因ですが、これには主に肉体的なものと精神的なものの二種類があり、それによって対処法も変わってきます。

まず、身体性早漏の要因ですが、前立腺や尿道が慢性的に炎症を起こしている(前立腺炎や尿道炎)場合や、包茎の人なら刺激への耐性の低さなどがあげられます。
心理性早漏の要因は性的心因障害(トラウマやコンプレックス)ないしは性経験の乏しさなどからくる場合が多いと言われています。

まずは自身の早漏の原因がなんであるか、今一度確認してみてください。原因を知るということは早漏に限らず、何かに対処する為に必要な行動なのです。

身体性早漏の対処法

身体性早漏(肉体的要因による早漏)の場合、さらに原因毎に対処法は変わってきます。

前立腺炎や尿道炎などの病気が原因の場合には肛門科ないしは泌尿器科等でその原因となる病気の治療を受けることによって改善する場合もあるでしょう。陰茎ないし亀頭が刺激に対して過敏な場合にはマスターベーションによる訓練などが有効です。マスターベーションをする際に、勃起したら一時中断し萎えたらまた再開し…といった過程を繰り返すスタート&ストップ法と呼ばれる方法が最も普及しています。

よく薬で射精を遅らせる方法などが紹介されていますが、この際に使用されるSSRIという薬品は本来は抗鬱剤の類であり早漏矯正の為のものではありません。ですから副作用などで心身に影響を及ぼす危険性があるためできるだけ使用しない方が良いでしょう。他にその場しのぎの手段となりますがコンドームの着用なども効果的です。特に厚手のものや亀頭部位が緩やかに作られているものもありますので、避妊具でカバーし刺激からペニスを守ると言うのも一つの手段として考えられるでしょう。

精神的早漏の対処法

精神性早漏の多く場合は、自身が早漏ではないかという不安から来ているケースです。まずは自分自身に自信を持つことからはじめましょう。日本人の平均膣内射精潜時間(セックスの際に挿入してから射精するまでの時間)は約5〜6分程度といわれています。別項で掲載した14分程度というアンケート結果と大きく食い違っているのは動きの緩急を含んだ計算であるか否かといった統計の取り方そのものに違いがあるようです。定義上では無休計算の膣内射精潜時が約2分以下だと早漏になるらしいので、丁度2分程度の人は気の持ち方によっては早漏の汚名を返上できるのではないでしょうか。

もし、なにかトラウマやコンプレックスから来る早漏の原因に心当たりがあるならば、カウンセリングなどでその不安要素を取り除くのが一番です。心理的不安を取り除けば、後は性経験を積み重ねるうちに少しづつ改善されていくことでしょう